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 村と野良と山、田んぼ、ため池、雑木林、神社や寺、農家の庭や小屋、少しずつ違う環境がパッチワークのようになっている。
 里山は、水と森とがひとつとなって、たくさんの生きもののすみかとなっている。農業文化の長い歴史の中で、人々は里山の自然と共存しながら生きる知恵を育んできた。
 さらに「万葉語誌」-多田一臣 編-によれば、サト(里)とは、人々が生活する空間をさす言葉であり、その外側に草木が生育するノ(野)があり、更に外側には遠く離れた異郷であるヤマ(山)がある、とされている。万葉集の時代から都人は春日野の浅茅が生えた辺りの野で遊び、薬草を摘み、野焼きによって野を維持してきた、と云う。
 大阪と奈良の県境に位置する信貴山の里山写真集です。

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