「ネコハグモのかんさつ」 かじたに まさき くん (2年生)

1 かんさつをはじめたわけ 

7月のおわりごろ、にわのうめの木が1かしょだけかれたようになっていた。糸でぐるぐる

まきにされてまるで大きなクモのすのようだ。(しゃしん1)

そのそばに糸をはられてまるくなったはっぱがあり、その中に小さなクモがいた。

(しゃしん2)

今までに見たことがないクモで、体はまるくて手足はみじかい。

写真1

写真2

写真3

【よそう】

・はっぱがかれたのは、このクモのせいだろうか。

・このクモは虫でなく、はっぱを食べるのだろうか。


図書かんの本やインターネットでしらべたら、はっぱを食べるクモはいないことがわかっ

た。ちょうど前にかれていたのと同じように糸でぐるぐるまきにされたとこが見つかった。

まだかれてなかったけど、そこには小さな毛虫がたくさんいた。(しゃしん3)

クモではなく、毛虫のせいだったのだ。

2 ネコハグモについてしらべたこと

はじめのよそうとちがって、クモははっぱを食べないことやはっぱをからしたのではなかっ

たけれど、せっかくクモについてしらべはじめたのでつづけることにした。

まず図かんやインターネットで、あのクモの名前やどんなクモかということをしらべてみ

た。

【わかったこと】

ネコハグモ(ハグモ科)

・6〜10月に見られ、メス4〜5o オス3〜4o。

・本州、四国、九州にいる。

・木のはの上や、家のかべやへい、かわらの石の下などにちぢれた糸をはりめぐらしたあみ

(ボロあみ)をはる。はの上のあみには天まく(テント)を作るものも多い。

・ふゆは体を糸でつつみ、はのあいだですごすが、あたたかい日には出てきてかつどうする

こともある。

うめの木をよくさがすとネコハグモが8ひき見つかった。しゃしん5のようなテントあみも

何かしょかあった。はじめて見るクモだと思っていたけど、あんがいよくいるクモのよう

だ。

写真4.5

クズの葉の上に張られたネコハグモの天幕網(てんまくあみ)。メス(上)とオスが見える。(右の写真)
左の写真はネコハグモの狩り。「観察の本6クモたちの狩り・上」千国安之輔、偕成社より

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