オニグモがあみをはるのは、夕方になってからです。昼まは、小鳥にみつからないように、できるだけじっとしています。のき先やえだ先でおしりをもちあげたクモが風向きをしらべて、空中に糸をだします。長くのびた糸がはなれたえだにからみつきます。あみの外わくになる、糸の1本がかかります。 それからは、糸をひいてクモが走ります。ふとさやせいしつのちがう糸を、じゅんにつかってあみをはります。 クモは、空中作ぎょうのいのちづなや足場にも、おしりのいぼからでる糸をつかいます。
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