「クモのマイホーム」 かなもり ほうよう くん (5年生)

1 研究の動機

 昨年の夏休みに、兄がアブをつかまえて、へやに行くのでおいかけて見て行くと、まどを開けて、クモの巣に投げていました。
 アブがクモの巣にくっついて、クモがアブに糸をからませていました。ぼくは、兄に「アブがかわいそうだ。」と言いました。兄は、「アブは、動物の血をすっているんだよ。そして、病気(フィラリア病)などもうつすんだよ。クモは色々な虫をたいじしてくれるんだよ。」と言いました。
 今までぼくは、クモの巣は、見ためもきたないし、糸はベタベタしてかんたんにはとれないし、巣にひっかかるとどんな虫でもつかまえて食べるので、いやだなと思っていたが、兄の一言で、クモは役立つんだなと思い、研究をしてみようと思い始めました。

2 研究対象の調査

 @ オオシロカネグモ

オオシロカネグモ 表紙のクモの巣(かなもり くんの研究作品の表紙は網の標本です)は、アシナガグモ科のオオシロカネグモで、川に平行に円じょうの巣をはり、ぼくの姿を見るとすぐかくれてしまいます。水を利用する虫をねらってます。
 ◎ 巣の特ちょう
・水平に巣をはる
・たて糸は、ひっつかない。横糸は、ひっつく ねんちゃくせいを利用して虫をつかまえる。

 A スジアカハシリグモ

スジアカハシリグモ キシダグモ科で、山地に多く見られ、日の当たる葉の上にいて足をのばしていることが多い。
 ◎ 巣の特ちょう

 小さい時だけ巣をはる。

 B ヤハズハエトリ ハエトリグモ科

 図かんでは、ススキなどですばやく活動すると書いてましたが、ぼくは、ガレージにいるのを見ました。
 ◎ 巣の特ちょう

 クモは、巣をはるものだと思っていたが、はらないのもあるんだと思いました。

ウズグモウズグモの網

上の写真は、ウズグモ科のウズグモです。右のクモの巣です。
 ◎ クモの巣の特ちょう

 クモの巣の中心に、うずまき形か直線形の「かくれおび」という白い糸の帯をつけ、そこに、えものがかかるまで、かくれて待っています。図かんでは、水平とありましたが、ぼくが見たウズグモの巣は、風をうけ、どれも垂直にはっていました。右の写真の巣のはしには、クモのだっぴがあります。

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