あみをはるようになったわけ

くものあみはもろいので、化石(かせき)としてのこっていないけど、

やく、3おく8000万年まえのデボン紀(き)から「糸いぼ」の化石が見つかった。

これが、いちばんふるいくもの化石だ。


むかしむかし、くもは土の中にいて、

すぐそばを通りかかる「こん虫」をまちぶせをしてつかまえていた。

でもそのうち、こん虫がすばやく歩くようになったので、

くももしかたなしに地上に出て、こん虫をおいかけたんだ。

ところがあるとき、

つかまえようとしたこん虫にはねがあって、

空へ飛んでいってしまった。

そこで、くもはいろいろ考えて、

道しるべや命づなにしていた糸をつかって

空中にあみをはることを思いついたんだ!

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