くものあみのことを「くものす」というけれど、
「す」は「すみか」のことだよ。
えものがあみにかかったことをしらせる1本の糸を
あみからひいて、アオオニグモは葉っぱにかくれている。
かくれている葉っぱがアオオニグモの「す」だ。
「あみ」にえものがかかると、クモは「す」から飛び出して
えものをとりにいくヨ。
「あみ」と「す」は、くべつしてほしいな。
むかしの日本の言葉に、「簾(す)」という言葉がある。
これは、むこうがすけて見える すだれ のことだ。
くもの「あみ」は、むこうがすけて見えるから
きっと、もともとは、そういう意味で
くもの「す」って言っていたんだって思うな!