二ひきのくもをたたかわせる「くも相撲(すもう)」を
日本の子どもたちは、むかしよくやっていた。
場所によって、くもの種類(しゅるい)は、ちがっていたけれど、
くもをたたかわせて遊んでいたよ。
ハエトリグモ相撲とか、横棒(よこぼう)の上でたたかうコガネグモ相撲は、
おとなのひとたちが、今も日本でやっているんだ。
横棒の上でたたかう「くも相撲」は、フィリピンでもやっているぞ。
ぼくは、フィリピンに調べに行って来たよ。
フィリピンから日本に、それとも、日本からフィリピンに
この遊びが伝わったのかもしれない、とぼくは考えています。
くもと仲よく遊ぶ人たちが、日本にもフィリピンにもいるっていうのは
とっても素敵(すてき)なことだなぁ、と思ってるんだ、ぼくは。