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里山の秋:奈良公園のディアーライン(Deer line)

 秋たけなわの文化の日、奈良公園での「どんぐり観察会」に参加した。10種類のどんぐりを教えていただいた。講師は、日本野鳥の会奈良支部の しばた けんいち さん。イチイガシ・シリブカガシ・スダジイ…、僕は食べられるどんぐりに惹きつけられてしまって、素敵なお話を十分にお聞きできなかったけれど、「ディアーラインの話」は面白かった。奈良公園の木々の樹形は、鹿が樹の葉を食べることのできる高さできれいにそろっている。これは、僕にとっての新たな発見だった。奈良の子どもたちは、皆知っているよ、と僕の嫁さんは言うのだけれど、奈良公園の中を歩くこと長年にわたる僕なのに、そんな視点で見たことはなかった。

 中学校の修学旅行で奈良を訪れてから、僕と奈良との出会いは始まった。古都へのあこがれから、奈良での大学生活を経て、此処に居住することとなり今に至る僕だけど、知らなかったなぁ。奈良との新たな出会いをありがとう。今日は、とっても嬉しい一日でした。

奈良公園の樹々に見られるディアーライン

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