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里山の秋:木の実・草の実

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 深まりゆく秋、山道でたくさんの木の実・草の実に出会う。

 木の実では、ゴンズイ。赤い実から顔をのぞかせている黒い種子。その赤と黒の対比は見事だ。

 草の実は、トキリマメ。澄み渡った秋の陽射しの射し込む雑木の下草の緑の中で、細いつるに稔った赤いさやはよく目立つ。赤いさやはさけて,2個の黒い種子がその存在を主張している。トキリマメは、別名オオバタンキリマメと呼ばれる。仲間のタンキリマメは、昔から痰(タン)切りの民間薬として親しまれてきたとのことだ。里山に暮らすタヌキたちも、この実を食べて痰を切るのだろうか。

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