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里山の冬:エナガ

 小さな鳥だが尾が長いので割と大ぶりに見えて、すぐにエナガだと判る。丸っこいからだに長い尾、なるほどひしゃくの柄長(えなが)である。今日は、群れで水辺の葦に立ち寄った後、雑木林に飛び去ってしまった。他の小鳥よりも小さな嘴は、実は冬のこの季節に他の小鳥が食べることのない枝先にある蛾の卵などを摂るのに適しているらしい。

 巣はコケで造り、クモが産みつけた卵のうを包む糸を使って枝に縛りつけるのだというが、クモの糸を採るところを見てみたいものだ。

エナガの写真

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