岸辺に薄氷の張る池に陽が射して、蝉の羽のように薄い氷が輝いている。水鳥たちにも知られていない池だが、静やかに春の気配を感じさせながら雑木林の中にその池はあった。里山のきっぱりとした冬のほっとするひと時である。
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