里山の春:どんぐりの芽生え
コナラのどんぐりが芽をだしている。山路は春の匂いに満ちている。どんぐりの森でくり広げられる、どんぐりと動物たちのドラマを想いながら、子葉を覗かせたどんぐりの写真を撮ってみた。
北の国のどんぐりの森の中では、どんぐりが沢山なる年と、少ししかならない年が、一年おきにあり、沢山なる「なりどし」には、はらぺこの動物たちはおなかいっぱい食べ、冬越しのために、穴にも沢山のどんぐりを埋めます。前の年、少ししかどんぐりがならなかったので、動物たちは子を産み育てることができずに、数が減っていましたから、「なりどし」の沢山のどんぐりには、食べ残しが出ました。こうして、次の年の春、食べ残されたどんぐりから、沢山の子どもの木が芽生えてきました。
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