ヘッセ採集のパルテベニヒカゲ 木下總一郎氏が,ミュンヘンの資産家で蛾の収集家から1982年に入手した標本の中に、偶然このヘッセ採集の標本が入っていることに最近気づいて、日本鱗翅学会の会誌に報告した(2001年)、とのこと。そして、今回の展示会の開催にあたり、岡田朝雄・新部公亮の両氏によるラベルの筆跡やヘッセの記録資料の調査から、ヘッセ本人の採集品との確証が得られた、という。
パルテベニヒカゲのラベル
ヘッセの描いた水彩画(複製)
1931年、スイス・モンタニョーラで描かれた。タイトルは、「Grosse Landschaft」(広大な風景)この年に、「クジャクヤママユ」の改稿「少年の日の思い出」が新聞に掲載された。
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