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OUT & ABOUT:くも合戦 2008 (2008年6月15日)

 今年も加治木へ"お出かけ"して来た。「くも合戦」前日の土曜夕方、伊丹から飛行機で鹿児島へ。晩には、地鶏の刺身を肴に焼酎で一献。いつもの店で「また、どうぞ」とポイントカードを貰ったが「1年に1回、くもでしか来ないから、また来年だよ」と応えた。

加治木の居酒屋にて
 日曜日の早朝は、6時のオープンに合わせて龍門滝温泉まで雨の中を歩き、朝風呂をつかってきた。これも、ここ数年の僕のお決まりコースである。父の日のサービスとして、手拭いとミネラルウォーターを貰った。うれしかった!
 さて、今年の「くも合戦」には、NHK国際放送局の OUT & ABOUT という番組スタッフが訪れた。リポーターと案内役の方が日本各地に"お出かけ"するという番組である。リポーターのジリ・ヴァンソン(Vincent GIRY)さんにインタビューしたところ、「自分の腕にクモを這わせたら腕が電気でしびれるみたいにピリピリして、コガネグモは大きくて強いなぁ、と思った。「くも合戦」は、とっても面白い。コガネグモに餌を与えるところを見せてほしいと加治木の年配の方に頼んだら、クモの脚をもぎ取って、クモの網に投げ入れた。それは、ないだろう、と思った。それって、共食いだろう!昆虫を餌として与えるところを撮りたかったのに…。今は、クモが噛み付く前に行司が止めて、勝敗を決めているが、年配の人たちがやっていた昔は、そんなことはなかったのだろうな、と思った。今は、「くも合戦」が終わった後に、クモを元の野に還すということをやっていて、これはいいなぁ、と思う。自然保護のことを今は考えていて、いい事だと思うな。」と応えてくれた。

NHK国際放送局のスタッフ
 僕が初めて「くも合戦」を訪れた7年前に知り合った宮崎の松田リツ子さんが、合戦の部で準優勝された。うれしい!また、和歌山・海南市のNPO法人ビオトープ孟子(もうこ)の「くも相撲」から今年も子ども行司として、小学2年生の さかもと ゆうすけ くんが見学に来ていて仲良しになった。さらには、大阪・吹田市にある国立民族学博物館に外来研究員として来られているタイ国のチュラーロンコーン大学文学部准教授のチョムナード・シティサン(Chomnard SETISARN)さんから僕はインタビュー取材を受け、近畿のコガネグモにこだわってこの大会に出場している僕の思いや「くも合戦」の魅力の話で盛り上がった。うれしい!

加治木記念病院の作業療法のちぎり絵海南市ビオトープ孟子の坂元祐介くん
…と、今年もいい出逢いが一杯の加治木への"お出かけ"であった。

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