こがねぐも相撲大会 in 海南市わんぱく公園/継続と拡がりと心意気と(2008年7月13日)
NPO法人 自然回復を試みる会・ビオトープ孟子(もうこ)主催の「こがねぐも相撲大会」に今年も出かけてきた。参加の子どもたち61名は、東西2つの土俵に分かれ、3時間におよぶ熱戦が繰りひろげられた。よしだ さき さん
と さかもと ゆうすけ くんは、子ども行司を一所懸命に務めた。会場のスクリーンに、2匹のクモの戦いぶりをビデオカメラで映していたのは、ビオトープ孟子で環境学習をしている地元の中学生とのこと。ビオトープ孟子の皆さんは、昼飯を食べる暇もなくフル稼働。会場に集まったおとなも子どもも、みんないい笑顔で、とっても盛り上がったいい一日だった。北原理事長から「来年は、和歌山のクモを携えて加治木の「くも合戦」に参加しよう!」との呼びかけ。自然の中で遊ぶこと・体験することが子どもたちにとって一番大事なんだっていうビオトープ孟子の皆さんの心意気にあふれた大会だった。
打ち上げオフ会の席に呼ばれた僕は、今春上梓された『北野上・山東地誌-消え行く農村文化の次世代への伝承のために』という労作を頂戴した。皆さん、お疲れ様でした。
さて、加治木の「くも合戦」で知り合ったタイ国から日本文化の研究に来日されているチョムナード・シティサン(Chomnard
SETISARN)さんに、和歌山・海南市のこの「くも相撲」を紹介した僕は、彼女の取材をエスコートした一日でもあった。彼女に日本の”虫めづる文化”を感じ取ってもらえたのではないかな?、というのが僕の喜びである。
子ども行司の さかもと ゆうすけ くん
子ども行司の よしだ さき さん
タイ国から来日されたチョムナードさんは、「子どもたちの笑顔がいいですネ」と楽しそう。ビデオ映像を撮っているのは、地元の中学生たち。
対戦結果。1人2匹のクモを出場させる。2匹とも2勝して4得点を得た子ども参加者は決勝戦に臨んだ。
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