里山の夏:樹上性のクモ
このところ、楠や樫の木の幹の樹皮を剥がしては、レッドリスト種のドウシグモ(童子蜘蛛)を探している。木の幹上には、アリが歩いているが、クモの歩き方はアリとは違う。またクモは、アリとは違って幹の上を走り廻った後に、樹皮の隙間に隠れようとする。 樹上では、イナズマハエトリやキハダエビグモが良く見られるクモだが、レッドリストの情報不足(DD)というカテゴリーに載っているだけあって、ドウシグモはなかなか見つからない。アリと同程度の小さいクモだが、お腹の白い模様が美しい。雄を撮ることができた(↓)…最高!
さて、樹皮を剥がしていたら、カニムシを見つけた。別名、アトビサリと呼ばれる通り、ハサミをかざしながら後ずさりをする。カニムシは、クモの親戚。おそらくこれは、カニムシ科のLophochernes
sp. と思われます。
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