里山の夏:クモタケ
奈良公園でクモタケを撮った。奈良公園にはいっぱいあるよと聴いていたけれど、実物を見るのは始めてだ。
キシノウエトタテグモは名前の通り、自分の巣の入り口に戸ぶたを付ける。戸ぶたを閉めると地面と見分けがつかなくなるので、人目にふれることはほとんどない。この扉の隙間からキノコが出ている。クモに寄生するクモタケで20個ぐらいはあっただろうか。このキノコは、冬虫夏草の仲間である。
大きいのを慎重に掘り出して寄生されたクモのアップ画像も撮ってみた。土の中のクモから測ると全長は9
cm。蒸し暑さも吹き飛ぶ至福の時であった。
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