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里山の初夏:イタドリハムシ

 イタドリの葉を食べるこのハムシは、赤と黒。ぼくは”不味いよ””毒があるよ”という鳥への警告色だろうか。自然界が多様な色彩に満ちているのは、鳥との共進化の賜物なのだ、という。

イタドリハムシの写真

 東京のなかを さんから、

 「カメノコテントウと比べてみてください。そっくりですよ。テントウムシは捕食されそうになると臭い汁を出して防御しますが、おそらく、鳥が食べても美味しくないのでしょう。多くの昆虫の目は2色感色型(ヒトは赤,緑,青の3色)で、橙色〜赤には、通常、感度がほとんど無い種類が多いと言う話を聞いたことがあります。
 そうすると、黒&赤の模様と言うのは、虫へのサインではなく、赤い色をはっきり認識する鳥へのサイン、とも考えられますね。」

とのコメントを頂きました。

 その通りだ、と思います。なかを さん、ありがとう。

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