すっかり、田に水を張る仕度も終わった。畦には、黄色いキンポウゲと果実を一杯につけた丈の高いギシギシが風にゆれている。ノアザミの花では、ハナムグリが全身花粉まみれになって食事に忙しい。私は虫になったつもりでノアザミの花をちょこんと指で触ってやる。「ありがとう」と、いってノアザミの若い花は、雄しべの白い花粉を湧き出してくれる。
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