3 観察方法
ペットボトルの中に土(腐葉土)を入れ、空気穴の代わりに網をかぶせた。その中でジグモを飼い、どんな巣をつくるか様子を見た。(この観察ではメスを用いた。)
観察中、ペットボトルはいろいろ改良された。(ゴミ袋をまいて、地中をくらくした。暑そうだったので、ペットボトルの上部を切った。携帯用にコーヒーのビンに入れた。)
4 観察の結果
数日間、縦型や横型などいろんな型の巣を作ったり、壊したりの繰り返しだった。
横型の巣
しばらくすると縦型(正統派)に安定した。ここからは前回の研究と同様、巣はだんだんのびて、立派になっていった。
この観察は約2ヶ月間続けた。
途中で、ジグモ(メス)は死んでしまったようだったので、もう1匹ジグモ・メスをペットボトルに入れた。この2匹のジグモはとても大きかった(なんと、2.2cm!)ので、前のジグモよりも大きな巣を作った。
5 いろんな実験
実験は観察に近いようなものだったけど、一応3つした。
(1)メスのジグモの巣の近くに、オスのジグモを放すとどうなるだろう?
方法・・・ |
実際にメスを飼っているペットボトルの中にオス |
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を入れて様子を見る。 |
予想・・・ |
1.交尾しようと接近する。 |
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2.メスを無視。自分は自分で行動。 |
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3.メスの方が大きいので、こわくてできるだけ近寄らないようにする。 |
では、実験開始!
オスはペットボトルに入ると、すぐに走り出した。数分間探検すると、メスの巣の方へ行った。巣の上をのぼって、さわるような行為を数日間していた。が、しばらくすると、メスに食べられたのか、死がいが見つかった。(ジグモは生き血を吸うので死がいが残る。)
この実験は1回だけでは結果を決めつけにくいので、別のオスのジグモでもう1回実験することにした。
2匹目も最初は1匹目と同じようにペットボトルの中をうろうろしていた。次の日見ると、新しい巣ができていた。しかし、しばらくすると、その巣も空になって、オスはどこかへ行ってしまった。
また数日後、別の用事でジグモ・メスの巣を開くことになった。すると、同じメスの巣から、メスはもちろん、オスも出てきた!
この2匹のジグモは同居していたのだ! 交尾や産卵をするかもしれないので、しばらく様子を見ることにした。(今も様子を見ているが、変化はあまりない。) |