蜘蛛きっげ:くも合戦 2004 その1
コガネグモの魅力の虜となり、寝食を忘れ「くも合戦」に夢中になる男のことを加治木では"蜘蛛きっげ"と呼ぶ。今年は、私も"蜘蛛きっげ"の仲間入りをした。
6月第三日曜日の「くも合戦」に向け、準備は3月から始まった。昨年の経験から少しでも大きなクモを求めて南の地へと向かう。第一候補は、和歌山県海南市の「ビオトープ孟子」の地。ここは、海南市教育委員会委員長であった東條清さんが、子どもたちのくも相撲を復活させた地なので、コガネグモがいるかもしれない。NPO法人ビオトープ孟子・理事の丸嶋康行さんと名刺交換の後、資料館に展示されているくも相撲のパネル写真を見せて頂いた。子どもたちと楽しそうに行司をする東條さん。ここのくも相撲は7月に行われるとのことであった。残念ながら、シロカネグモ、サガオニグモなどの小さいクモしか見つからなかった。コガネグモは3月では無理であった。
不動谷の休耕田にあるビオトープ孟子
子どもたちと楽しそうに「くも相撲」の行司を務める東條さんのパネル写真
もっと、南へ。3月末、すさみ町へ一泊旅行に出かけた。嫁さんは、キャンパスに油絵を描き、私はコガネグモを探す旅である。恋人岬の夫婦波や童謡公園から眺める枯木灘の群青色の黒潮は見事である。未だ小さなコガネグモを4頭ゲット。家に持ち帰り育てることにした。
恋人岬の夫婦波 群青色の黒潮が美しい
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